はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

霊に関する話が苦手は方はご遠慮ください/大学の頃のエピソード2本立て/ひらめの不思議な体験

大学の時のエピソードを2つお話させてください。

まずは、大学1年の時の話です。
当時は、1年生だけ寮に入らなくてはいけませんでした。

その寮でのできごとです。
ある階のある部屋の前を通る時は、必ず吐き気と頭痛がしていました。
きっと、何かあるんだろうなと思っていました。

いつだったか、お風呂に入っているときに、
ある先輩から相談をうけました。

「ひらめちゃん、確か、霊感があるんだよね?
 ちょっとみてほしい部屋があるんだけど。
 私の友達の部屋なんだけど、奇妙なことが毎晩おこるらしくて
 気持ちが悪くて自分の部屋にいられないみたいなの」

その話を聞いて
「あ!あの部屋のことだ!」
とぴーーんときました。

しばらくして、言われた通りに先輩の部屋に行きました。
やはり、いつも気分が悪くなる場所にある部屋でした。

初めて部屋の中に入ります。
入った途端、異様な空気に包まれました。
目の前の椅子には、男の人が体育座りのような形で座っているように感じました。
一番感じたのは、左手側の壁にかかっている鏡のあたりでした。

先輩は、毎晩金縛りにあい、体の上を誰かが歩いていくような感じがすると言いました。
その鏡のすぐ下に頭がくるようにベッドが置かれてありました。
鏡がかかっているあたりの空間に淀みを感じました。
なんていうか、歪んでいるというか、この世とあの世の境目に
かかる部分(空間が薄い)のような感じがしたので
感じたままにそのことを伝えました。
丁度、その延長上にベッドが置かれてあるので、
寝ているときに、誰かが体の上を歩いているように感じるのだろう
と伝えました。
ベッドの位置をかえ、寝るときには、鏡に布をかぶせ、
寝姿が映らないようにとアドバイスしました。
霊感があると言っても、私の霊感は本物かどうか・・・。
ただ感じるというだけのことで、プロではありませんし、
具体的かつ適切なアドバイスはできません。
ただ、こうしたらいいのではないかと感じたことを
伝えました。


それから、しばらくして、その部屋に住んでいる先輩から
「もうあの部屋に住んでいるよ。
 あれからは何もおこらないし、気持ち悪くないよ。
 ありがとう」
と言っていただきました。

余談:
今、振り返ると、おかしな話だなと思っています。
だって、霊には肉体がありません。
縦横無尽に浮遊できます。
だから、獣道のような「霊の通る道」という限定された道はありません。
ベッドの位置を変えて、鏡に布をかぶせただけで
霊が体の上を通らなくなるということはないと思います。
でも、あの世とこの世の境にあたるような空間が薄くなっている場所は
存在するようですが。

その先輩は、霊感はないとおっしゃっていましたが
私が思うに「霊媒体質」だったのかも知れません。
先輩が強い磁石になっていて、
先輩のマイナスの部分に同調する霊と、先輩がお互いに
ひきよせあっていたのでしょう。
私が部屋に行って、先輩の体験していることを肯定し、
アドバイスをしたことで
先輩自身が「もうこれで大丈夫だ」
という自己暗示がかかったのだと思います。
霊はあいかわらず部屋には訪ねてくるでしょうが
それに捕われなくなったからだと、今はそう思います。



もう一つのエピソードです。

大学何年生の頃だったか忘れてしまいましたが、
寮からはすでに出ており、通学していた頃の話です。

うちのすぐ近くに平屋の家が建っていました。
縁側には、いつも車いすに乗ったおじいさんがひなたぼっこをされていました。

ある日、大学から帰って来たときのこと。
いつものように、その家の前を通り、縁側に座っているおじいさんをみかけました。

次の瞬間、

家の中で
そのおじいさんが首を吊っている映像

が私の頭に現れました。

こんなにも穏やかな毎日を過ごしていらっしゃるのに、まさか、そんなことはないだろう。
幻覚だ!と思うことにしました。

それから1週間程たった頃、いつも縁側にいるはずのおじいさんの姿がみえません。
ご病気だろうかと思っていたら、警察の方が出入りするようになりました。
ご近所さんのうわさ話では、おじいさんが首つり自殺をされたということでした。

あの映像をみたときには、首を吊って亡くなることが
その時点で既に決まっていたのでしょうか。
それとも、おじいさんの「心の闇」の念を
私がキャッチしたのでしょうか。

いずれにせよ、私は何のお役にも立てませんでした。

そのおじいさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。