はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

象と天使のイラスト/ひらめの過去の作品

今から10年ちょっと前に描いたイラストです。

私の幼少時代のことをさしています。
象は未来に向かって歩き、天使は逆方向の過去を振り返っています。

天使の顔はあえて描きませんでした。
なんで描かなかったのかしら・・・。
幼少時代の記憶がないから描かなかったのかも知れません。
記憶はなくても、心の奥底では過去の記憶を収納しているのでしょう。

過去に固執して「今」を生きていない自分に対する戒めなのかな?
未来を思い描くだけで「今」を見つめていない自分に対する警告なのかな?
この頃の私は、「今」をみていませんでした。
過去を恨み、未来に逃げていたような気がします。
だから、木の根っこでがんじがらめにしているイラストを描いたのかな?

浮遊する木をしっかりと根付かせる土地を探し求めて
漂っていたのかも知れません。

私は、この頃から「結婚」を考えるようになったんです。
根付きたかったのだと思います。

結婚をして、
「今」を見つけてからは、描くイラストが変わったと
言われるようになりました。


私は「木」が好きです。
木を描くのも撮影するのも好きです。
木には大きなエネルギーや神秘的なものを感じるからです。

それから、もう一つの意味を含んでいます。
天使は「キリスト教」を、象は「仏教」を表しています。
私の中には「キリスト教」と「仏教」と「神道」が同居しています。


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*イラストボード(ケント紙)
アクリルガッシュ
モデリングペースト