はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

子宮頸癌健診から広がる話/ひらめの独り言

今日は、子宮頸癌健診に行ってきました。
毎年1回受けるようにしています。

以前に通っていた産婦人科の先生が癌で亡くなったと
先日主人から聞きました。
その先生は独身(男性)で40代半ばだと聞いています。
とても親身になって話を聞いてくださる先生で、
ハンサムで声が低くて渋くて素敵な方でした。
「毎年、癌や子宮内膜症などの検査を受けた方がいいですよ」
とおっしゃっていました。
その言葉が心から離れずにいます。
だから、毎年きちんと健診を受けようと決めたのです。
先生ご自身は、長い間癌と闘っていらっしゃったのでしょう。
亡くなるまでそのことを私は知りませんでした。

私も結婚するちょっと前に、たまたま受けた子宮頸癌健診で
細胞に異常が見つかり、癌センターに通いました。
長男を授かった時もポリープができていましたが
出産後には、お陰様でなくなっていました。

現在は、違う産婦人科に通っています。
なぜなら、はるはるが生後3ヶ月か4ヶ月位のときに
義理母から違う産婦人科に行くようにすすめられたからです。
義理母はその理由を言ってくれませんでした。
主人にどうしてだろう?と聞くと、義理母の友人が義理母に
こう言ったらしいのです。

「(はるはるが)お腹にいるときに、ダウン症だということに
 気がつかなかったからヤブ医者だよ。
 病院を変えた方がいいんじゃない?」

それを聞いて、理由もなくショックをうけました。
ショックと共にフツフツと怒りがこみあげてきました。
もし、気がついていたらどうだったというのでしょうか?

そして、主人はこう言いました。

「羊水検査を受けていたとして(はるはるが)ダウン症だということが
 判ったら、おまえどうした?」

私は、義理母の友人の言葉や主人の言葉を聞いて思いました。
「判らなくて良かったな」って。
羊水検査を受けて、染色体異常があると判ったら
恐らく、私以外は皆、出産を反対したことでしょう。

羊水検査には賛否両論があると思います。
この話を聞く前までは、
「羊水検査=出産するか否かの判断」という図式が私の中にありました。

でも、今回の話を受けて、はるはるのことも考えて
この時、自分なりに考え直してみました。
検査をうけて、出産前に染色体異常があることを知ることで、
例えば合併症などがあるかも知れないということ
も予想することができると思います。
だから、精密検査もすることができるし、
出産後の対応がスムーズにいくでしょうし、
しっかりとした設備のある産院も事前に選ぶことができます。
出産後の母親のショックも和らぐと思います。
だから
「羊水検査=出産に向けて
      しかるべき対策を考じることができ、準備ができ、覚悟をすることができる」
という結論(あくまで、私の考えです)に達しました。


はるはると出会って良かったですし、
めちゃくちゃ可愛いし♥
負担はもちろんありますが、
今が一番幸せな時間をたくさん過ごしているし、
視野を広げ、たくさんの優しさに触れることができましたし、
深い学びをさせていただけているし、
乗り越える勇気もいただけるし、
はるはるを育てる責任からか?風邪ばっかり引いて病弱なひらめが
風邪をひきにくくなったし、マイナスな気持ちを引きずらなくなったし、
夫婦の絆も深まったし(?!)

いいことずくめです。
(今のところは)(笑)


と、いうことで子宮頸癌健診が今年も無事にできて
ホッと一安心。
あ、結果は来週ですが。