はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

ショックだったこと(ある新聞記事をうけて)/ひらめの独り言

この記事は、仕事が落ち着いてから書き込もうと思っていましたが
なんか、落ち着かないので書き込もうと思います。
先日、主人が教えてくれたある新聞の記事のことです。

ご両親がダウン症のお子さんを殺害した。

という内容でした。
(A新聞では「ダウン症」と記載
 S新聞では「重度心身障害者」と記載)

ご両親は高齢で、お子さんは確か50歳台だったと思います。
お母さん一人でお子さんの面倒をつきっきりでみていらしたそうですが
疲れきってしまって、ご主人に相談したところ、
ご主人は会社を辞めてくれたそうです。
両親そろって面倒をみることになったのですが
奥さんはノイローゼを煩い、奥さんはご主人に
「私を殺してほしい」と頼み、夫婦で再三話し合った結果
「一家心中」を決意したそうです。

でも、結果、ご主人は死ぬことができず、
「一人で生きていても仕方がないので死刑にしてほしい」
と訴えているとのことでした。


それをきいて、ショックが大きくて・・・。
以前からも障がいを抱えたご家族が同じような悲しい結末を
選択されるということはありましたが
その時は、まだはるはるを授かっておらず、私はどこか「他人事」でした。
でも、今、この事件は決して他人事とは思えません。

これを聞いた日は涙が止まらず、なかなか寝付くことができませんでした。

はるはるを授かってすぐに、母から1冊の本をもらいました。
ダウン症のお子さんを抱える方の書かれた本でした。
その中でそのご両親のお友達のことが書かれてありました。
お友達にも障がいを抱えたお子さんがいらっしゃるそうですが
その方のお子さんは、20歳くらいで亡くなったそうです。
お子さんを亡くしたお母さんがこうおっしゃっていました。

「あの子が死んでしまったこと
 私どこかで、ホッとしているの」

私は今若くて頑張れる気力があります。
主人もそうです。
でも、将来のことを考えると思考がストップしてしまいます。
答えを探しても出てこないんです。
はるはるはまだ小さいので、彼の障がいのレベルがどのくらいなのか
まだわかりません。
自立できるのか?就労はできるのか?

もちろん、はるはるの命の期限がいつなのかはわかりません。
はるはるを失うことは考えられません。
でも、私達亡き後のはるはるのことを想うと・・・。

将来は、はる兄になるべく負担をかけさせたくありません。
はる兄もいずれ
「ぼくは、はるはるの面倒をみるために産まれてきたの?!」
と言う時がくるでしょう・・・。
(先日参加した地元のダウン症親の会で
 兄弟の会なるものが存在することを知り安心しました)

施設はどこも手一杯です。
職員は皆低賃金で頑張ってくださっています。

こういう時に、国会中継で議員さん方がくだらない質問(失礼)
をされているのを聞くと、悲しくなってきます。
相手を中傷、攻撃することばかりを考える前に、
もっと考えなくてはいけない問題は山積みなはずです。

もちろん、私も少しずつ手探りでも動いていかなくてはいけません。
将来の私達の可愛い子供たちのために!!