はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

子育てネットワーク研修交流会への参加/ひらめの独り言

地元の親の会の会長さんからのお誘いで
3月15日(日)に開催された
「子育てネットワーク研修交流会」
というものに参加させていただきました。
丁度はるはるが手術の為に入院している頃だったので
参加を決めました。

1時から4時までの3時間という長丁場で、疲れたというのが
正直な感想でしたが、今後、親の会にどのように参加していったらいいのか
自分はどうしたいかというような具体的なビジョンが見えて
有意義な時間にもなりました。

交流会の内容は
講演→子育てネットワークの活動事例を発表→会場とのディスカッション

〈講演〉
 さいたま市総合療育センターひまわり学園所長 小西 薫先生
  「子どもの気持ちを理解し、豊かな関係を作るために
   ー子育て相談で大切にしたいことー」

先生が子どもの問題行動に対しておっしゃった言葉が印象的でした。

 「子どもの問題行動」は、
  実は『「親にとっての」問題』であったりするもの。

子どもの問題行動して上げられるのは・・・
・癇癪・夜泣き・場所見知り、人見知り・言葉が遅い・吃音、チックなど

また、「子育て相談で大切にしたい視点」では、
 ①相談内容の背景を考える
  本当に相談したいことは何か
 ②子どもは、「願い」と現実のギャップから生じる
  葛藤する心を抱え、「問題行動」を起こすことがある
  ・・・「発達要求」と捉えて前向きに援助することが必要
親が「助け舟」を出すことで、子どもは「癇癪」から卒業していくようになる
というコメントがありました。

大事なのは、
「親がゆったりとかまえ、待つこと」
「親の物差しで子どもをみず、子ども自身を見つめること」
であると感じましたが
現実はそうはいかない部分が大きいですよね・・・><
だからこそ、親の(特に子育てを担っている親)サポートが必要
なのだと感じました。

講演の後の「子育てネットワークの活動事例報告」では、
様々な団体を代表して3団体が発表をしました。
その中で2点、私個人が強く引かれたことがありました。
①アドボケーターという存在 
  →子どもや母親の置かれている状況をよく理解し、
   その人の立場に立ち、一緒に考える人のこと。
②ある市が独自で作成した「子育て応援マップ」

①は、私自身相談してみたいと思ったのと、
もし、そのような資格が取れるのなら、是非取りたいと思いました。
交流会が終わった後に、アドボケーターでもある渡邉さんにお話をきいてみましたが
残念ながら日本には、そういった職も資格もないそうです。
NPO法人彩の子ネットワーク共同代表
 日本子ども家庭総合研究所嘱託研究員  渡邉 寛〈ゆたか〉さん)
アメリカでは当たり前のようにある職で、子どもや母親、障がいのある方など
のサポートに当たっているといことです。
もし、やりたいのなら独自で道を開拓していかなくてはいけないと
アドバイスをいただきました。
(カウンセラーとは異なるそうです)

②は、B3くらいの大きさの地図です。
この地図には、「サークル」「子育て支援センター」「私立、公立幼稚園」「保育園」等々
子育てに関する情報が満載の情報紙とでもいうのでしょうか?!
これを是非、地元の親の会で作りたいなと思っています。

活動事例報告で印象に残った言葉は
「人は話をして楽になる」という当たり前の言葉でした。
しかし、現実には、安心して話せる場、聴いてくれる場はなかなか
ないように思います。

私の子育ての中で非常に助けていただいた存在がいます。
それは、保健センターのスタッフの方、
現在はるはるが入院している病院の在宅の師長さんです。
とにかくよく話を聴いてくださる。
どんなにくだらないことでも、じーっと根気よく聴いてくださり、
決して否定をしません。
私の言うことを肯定して、一緒になって考えてくださいます。
それに感動した私は、私も是非、このような存在の人間になりたいな
と思っています。
だから、アドボケーターという職に興味が引かれました。

この会に参加させていただいて、将来やってみたいと強く思ったことがあります。
以前、はる兄の保育園でもさせていただいた「講演活動」です。
私だけではなく、色々な方の体験談を是非多くの方に聴いていただきたいと
強く思いました。
体験は聴いてほしいけど、人前で話をするには抵抗があるという方には
私が代読させていただくという方法もあるなと考えています。
そして、それらを1冊の本にまとめて出版できたらいいなと思っています。

考えているだけでもいいけど、やはり実際に行動して
いかないことには、誰にも知られることができないし、
援助してくださる方だってきっと現れるはずですものね。


この記事に対しては、コメント欄をもうけさせていただきたいと思います。
お付き合いくださる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。