はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

はる兄の「ありがとう」/ひらめの独り言

はる兄は、怪我や病気に対して異常な程反応します。
もしかしたら、前世で何かあったのかしら??

そんなはる兄は、お陰様でエネルギッシュです。
だから、怪我はしょっちゅうしています。
先日も大好きなサンダルを履いている時に転んで、足の親指の爪の一部と皮膚をはがしてしまいました。
その傷は少しずつ良くなっていて痛みもありませんが、めくれている皮膚を非常に気にしています。

どうして、かさぶたが出来るの?と聴かれたので、かさぶたが傷ついた部分を覆って、その下で傷を一生懸命、治していることを説明しました。
それでもまだ気にするので、話を続けました。

ひらめ
あのね、体には「自然治癒力」という力があって、はる兄の体の中には「はる兄のお医者さん」がいて、治してくれているんだよ。
お腹を壊した時に下痢をするけど、体が悪いものを外に出してくれているんだよ。
風邪をひいて喉が痛い時は、ウィルスを体の中に入れないように、喉でウィルスをやっつけてくれているんだよ。だから、痛いの。
体って、すごいんだよ。
すごい力を、はる兄はもっているんだよ。

はる兄
じゃあ、前に怪我したこの膝のかさぶたも、はる兄のお医者さんが治してくれたの?

ひらめ
そうだよ。

すると、はる兄は、
「ありがとう!ありがとう!」
と、言いながら膝をさすりはじめました。
そして、お腹をさすりながら
「ありがとう!ありがとう!」
心臓をさすりながら
「ありがとう!ありがとう!」
と言いました。

私は、その言葉に感動してしまいました。
だから、はる兄に言いました。

そう!自分の体にありがとうって感謝しようね。
自分の体を大切にしようね。
自分のことを「こんちくしょう」って思ったり、自分を責めたりしていると、体はどんどん病気になってしまうんだよ。
だから、自分に「ありがとう」って言っていいんだよ。
「いつもがんばってくれてありがとう」って言っていいんだよ。

はる兄の素直で純粋な気持ちに触れることができる私は、なんて幸せなんだろう。
「ありがとう!ありがとう!」

ありがとうは、魔法の言葉。
ありがとう!ありがとう!ありがとう~!!!!!