はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

母の言葉/ひらめの学び

小、中、高校と私はいじめられていました。
小、中のときは、
「おえーーーっ!」
と言われて、ばい菌扱いされていました。
私が触れた机、椅子、蛇口、、、、すべてを
「汚い」といってさわる人はいませんでした。

高校のときは「化け物」と言われました。
皆が感じることができない存在を私は感じるんですから、
気持ちが悪いですよね。
これは、しょうがいないことです。

もう大分前のことですが、
私のことをいじめていた人のことを思い出すととても辛くなりました。
そいういうとき、母は私にこう言いました。
「いじめてきた人のことを恨むのではなく、
 彼らが幸せであるようにお祈りしなさい」
と。
「最初は難しいかも知れない。
 でも、まずは形から初めてみなさい」

縁を切りたい相手がいるときも
「その方のお幸せをひたすらにお祈りしなさい」

別れた彼のことを思い出して辛いときも
「彼が幸せであるようにお祈りしなさい」

辛い過去を断ち切りたい時、誰かと縁を切りたい時、好きだった相手のことが
忘れられない時、
こういう例え話をしてくれました。
「傷はやがてかさぶたになるでしょう。
 そのかさぶたを自分ではがすようなことをしてはいけません。
 また血が出て痛い想いをするよ。
 かさぶたが自然にはがれるまで待ちましょう」

ありがたいことに、素直な部分がある私は
母のアドバイス通り相手が幸せであるようにただひたすらに
お祈りさせていただきました。

今でも嫌なことを思い出すと、
そこに携わっている相手の幸せを祈らせていただいています。
不思議なことに、現在は彼らに恨みはありません。
逆に彼らに対して感謝の気持ちをもつようになってきました。