はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

心が疲れてしまう瞬間/ひらめの学び

はるはるの気管切開手術を施す前に主治医から
「気管切開をした後は、正直なところご両親の負担は非常に重く、多くなります」
と言われました。
負担が多いといっても、気切のお世話を近くで見たこともないし
実際に体験したこともないので、想像すらできませんでした。
なんとか、なるだろう。
なんとか、しよう。
と、思っていました。

そして、実際に気切をした後、主治医の言葉の意味を痛感しています。
これは、体験している人でないと想像もできない程の負担とストレスです。

だから、時々、気切をしない方が良かったのだろうかと考えることがあります。
はるはるも、まだ周りのことがしっかりと理解できる前に、
そのまま自然な死を迎えた方が幸せだったのかな。
主人が言ったように、気切の手術をしない方が正解だったのかな。
と、悶々と考えることがあるんです。
投げ出したくなるときもあります。
逃げ出したくなるときもあります。
覚悟していたはずなのに。
何があってもがんばると決心したはずなのに。
と、自分が情けなくなる瞬間があります。

でも、そういう時は、身も心も、特に心が疲れてしまっている時に考えることです。
だから、逃げたいなって思ったら、できるだけ早く心が疲れてしまっている自分に
気づいてあげるようにしています。
気がついたら、自分を責めないようにします。

悶々と考えていたら、無理なくそうさせてあげます。
「考えたいんだったら、考えていいんだよ」って。
言い訳したかったら、言い訳を思いっきりさせてあげます。

「頑張って!」
「無理し過ぎないで」
「頑張り過ぎないで」
そういう言葉は、心が疲れてしまっているときにはしんどいものです。
だって、疲れていても頑張らなくてはいけないし、
無理しながらでもやっていかないといけないからです。

だから、ひたすら褒めてあげます。
自分の頭をなでなでして、自分の名前を呼びながら
「ひらめ、よーーくがんばっているよ!」
って自分に言ってあげます。
「ひらめーー!無理しちゃってるんだねー。
 頑張ってるんだねーー!偉いよーー!」
すると、馬鹿みたいに泣けてきます。
だから、涙が尽きるまで泣かせてあげます。


恐らく、皆、自分の頑張りを誰かに認めてもらいたいと思っているのでは
ないでしょうか?
「頑張っているね」って言ってもらいたいのではないでしょうか?
だって、頑張っていない人はこの世にはいないんだと思うからです。
自分を認めてもらえたら、自信がつくし、自信がつけば
自分が大好きになるんだと思うんです。
自分を認めることができたら、相手も認めることができると思うんです。


はるはるが気切をする前まで、私は心が疲れたら、自分を責めていました。
だから、どちらかというと自分が嫌いでした。
(はるはるが)気切をさせていただいたからこそ、私は自分を褒めることを学びました。
自分を褒めるようになって、自分を認めるようになったら、自分が好きになりました。


昨日、今日と、私の心は疲れてしまっています。
だから、頭をなでなでして泣きました。
少しずつ元気を取り戻しますね~。