はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

嬉しかったこと/ひらめの独り言

先日、遠く離れている友人Nちゃんから電話がありました。
本当に久しぶりに話をする友人でした。
「ブログをみたよ~」
変わらない明るい声。
心は一気に「あの頃」に戻りました。

ブログを通じて、離れていた時間たちが戻っているような気がします。
「ブログを見てるよ」と応援のメールをくれる友人たち。
心から感謝します。
本当にありがとう。<(_)>

ブログをやってみようかなと考えたのは、まず、はるはるを通じて知り合った
「かんちゃん」さんのブログをみて感化されたのが始まりです。
彼女のブログは、多くの人を引きつけるものがあります。
まさに「才能」とでもいうのでしょうか。
読んでいて心地いいです。
「休憩促進委員会発足☆」URL  http://blogs.dion.ne.jp/kantarou26/

はるはるを授かってからの私の体験(心の動きなど)が読んでくださる方の何かしらのお役に立たせていただけるかも知れない。
そして、遠く離れている友人に、私のこと子供の様子などを報告する目的もありました。

ブログをやっていて、自分自身の癒しにつながっていることも発見しました。
書き込んだ文字を読むことで、客観的に自分を見つめることができるからかも知れません。
相手には面と向かって言えないことや本音が、ブログでは表現できるからかも知れません。
書き込んだことで、それが「過去(清算)」になると感じるからかも知れません。

おっと、書きたいことがちょっとそれてしまいました。
先日、電話をかけてくれた友人Nちゃんの話がしたかったのでした。
彼女のことは、ブログをつくった当初からいつか書き込もうと思っていました。
だから、この機会に書き込ませていただきますね。Nちゃん。

Nちゃんとの出会いは、小学校5年生だったと思います。
Nちゃんは転校生でした。
茶色のくりっとした大きな目、漫画の主人公がそのまま現実世界に飛び出してきたかと
思う程かわいい子でした(大人になったら美人になりました)。
私は、物心ついたときから絵(漫画)を描くのが大好きでした。
周りには、私程「絵」に対する情熱を持った友人がいなかったように記憶しています。
休み時間も皆と遊ばずに絵ばかりを描いていたから、いじめられたのかも知れません。
とにかく、「絵」に対するプライドだけはものすごーーく高かったのでした。
それが!Nちゃんの登場でガラリと変わってしまったのでした!!
なんとっ!Nちゃんは、絵が上手だったんですっ!なんてことっ!! Σ(@@)
上手っていうもんじゃない。
うま過ぎでした!
その若さで、どうしてここまで描けるの????!っていうくらいでした。
それまで、曲がりなりにも私が一番上手だと自負していたのに(笑)
敗北を認めなくてはいけなくなりました。
大好きな絵での挫折です。
Nちゃんとの出会いで感じた衝撃の「悔しさ」は、私の絵心に俄然火をつけました。
それからは、彼女を超えるべく努力に努力を重ねました。
時間があったら描いていました。
当然、徹夜で描きました。
Nちゃんにとって私はライバルではなかったと思いますが、
私にとってNちゃんはライバルでした!(笑)
Nちゃんは小学校6年生の時、再び転校してしまいました。
でも、彼女との2年間は私にとって珠玉の日々でしたし、彼女と描いた多くの漫画や絵は、私の宝物です。
そして、彼女のお陰で、私はその後も「絵」に対する情熱を失うことなく、努力を続けてこられることができました。
未だに、私の中でNちゃんは「ライバル(きらりーーん)」です!
Nちゃんにとって、私は未だにライバルではないと思いますが・・・。
お互い進む道は違いますが、先日の電話では「絵に対する情熱は不思議と消えないね。一生消えないね」と話し合いました。
将来、Nちゃんとまた何かを描けたら素敵だなと思いました。

絵だけではありません。
Nちゃんはカラオケも好きです。
でも、電話では、「カラオケは一人では行けない」と言っていました。
いえーい!私が勝った!(笑)
あれ?いつだったっけ。
Nちゃんと一緒にカラオケボックスに行ったのは?
二人で「ABBA」を熱唱したね。
洋楽を歌うのは、周りで私だけだったのに、Nちゃんも洋楽を歌うとは!
お互いにびっくりした瞬間でした。
私は声量がありますが、彼女も声量があります。
おそらく、あのカラオケボックスは、廊下の隅々まで私達の歌声が響いていたことでしょう。
また一緒に歌いたいな。Nちゃん。

あ!たった今、歌で思い出した。
私にとってはいい思い出ではないのですが。
小学校のイベントで(文化祭??)、皆の前で歌を発表する演目があったと思います。
そのイベントでNちゃんから一緒に出演しようと誘われました。
これがまた!Nちゃんは、絵だけではなく歌唱力もあったんですよ!
その頃、カラオケボックスなどはなく、歌はもっぱら「音楽」の授業で歌っていただけです。
歌うのは好きだったので承諾しました。
武田鉄矢さんの「贈る言葉」を歌うことにしました。
Nちゃんはアルト、私はソプラノ。
練習をしました。
しかし、本番の時、舞台で皆の前に立った瞬間。
私の何かが壊れてしまいました。
全身が震えだし、声がまったく出なくなってしまったのです!
Nちゃんは、一人で下のパートを歌うことになってしまいました。
あの時は、たくさん練習もしたのにごめんね。
それから私は、カラオケボックスのように少人数で、自分の席に座って歌うことはできるけど、
舞台に上がって大勢の前で歌うことが怖くてできません。
だから、スナックとかでは歌えません。
だからこその「カラオケボックス好き」なんですね。きっと。