はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

長男の言葉/ひらめの独り言

今年の2月のある日の長男との会話をご紹介します。

長男 「大人って何?」

ひらめ 「精神的にも経済的にも自立できるようになることだとお母さんは思うよ」
     ↑5歳児に対して言うには難しすぎる固い説明 (^^;

長男 「自立って何?」

ひらめ 「お父さん、お母さんと離れて、自分で仕事ができて、健康管理ができて、ご飯も作れて、
     お父さん、お母さんに頼らず一人で生活できるようになることだよ」
    「お母さんも住んでいた所を離れて、お母さんのお母さんとも離れて、この家に一人で
     お嫁に来たんだよ」

長男 「お母さんは、おばあちゃんから離れておうちからも離れて一人で来たの?
    寂しかった?」

ひらめ 「うん。寂しかったよ」

長男 「泣いた?」

ひらめ 「泣いたよ」

長男 「僕、なんか寂しい気持ちになっちゃった。
    泣きたい気持ちになっちゃった」
ーーー長男は、涙を流しました。

   「お母さんは、僕と離れて寂しかった?はるはると一緒にいたの?」
※はるはるを出産したときに、長男は、私と離れて主人と一緒に自宅に戻ったので。

ひらめ 「お母さんは、長男と離れて寂しかったよ。
     はるはるも入院していたから、お母さん一人だったよ。
     長男は、お母さんと離れて寂しい思いをさせちゃったんだよね。
     でも、よく頑張ってくれたね!ありがとう!」

長男ーーーーポロポロと涙を流して泣きました。

ひらめ 「長男には、寂しい思いをさせちゃったけど、いいお勉強になったね。
     これからは、お友達が寂しい気持ちになったら、
     長男は、そのお友達の気持ちが分かってあげられるね」


長男ーーーーしばらく考えて・・・


長男 「いのちってね!いのちがあるってね!
    しあわせになるためにあるんだよ!!」




長男は、感受性が強く、繊細で優しい子です。
はるはるの出産で、私と離れて、たくさん寂しい思いをさせました。
現在も、たくさん我慢してくれています。
長男は、ことあるごとに、
「お母さん、ありがとう」
と言ってくれます。
その度に、どきっとします。
長男から諭されているようです。
私も長男のように、素直な心で、素直な目で
「ありがとう」
と言えているだろうか。
長男にも、そして、主人にも。

子供から多くのことを、多くの大切なことを教わっています。

優しい子を授かったなと、感謝の気持ちでいっぱいです。


潮干狩りをする長男
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