はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

温かいメッセージに感謝!/ひらめの学び

たくさんの友人から温かいメッセージを
何通も何通も、そして、ゲストブックにも!いただきました!!!
ひらめの心にぴったりと寄り添ってくださったことを
心から感謝申し上げます。

ひらめには、こんなにも多くの味方がいてくれる!
なんて感激なんでしょう!!
皆様、本当にありがとうございました<(_)>

お陰様で、ひらめは大分元気が戻ってきました。
姪っこをけがさせてしまった件に関しては、
時間が解決してくれるのを焦らず待とうと思います。

ご心配いただいているはる兄の心の傷は大丈夫です!
ご安心ください。
次の日には、怪我をさせてしまった姪っこと甥っことはる兄で
仲良く遊んでいました。

ありがたい。

子供同士は、今の所、問題はないように思えます。
あとは、私と義理兄夫婦との関係です。
精一杯の誠意をもって接していこうと思います。


はる兄は過去にも、しでかしたことがあります。
今後もちょくちょくあると思いますが・・・。

はる兄が3歳の頃のことです。
保育園の駐車場で、いつもは、私が必ずドアを開けるのですが
はる兄が思いっきり助手席のドアを開けてしまいました。
もちろんすぐ隣に停めてあった車のドアは傷つき、へこんでしまいました!
しかも、運転席にはその車の持ち主が座っていました。
へこんでしまった車は、新車でまだ買って2週間もたっていなかったとのこと・・・。
私の全身の血がひいて、吐き気がしてきました。
でも、逃げる訳にはいきません。
出勤があるそのお母さんは急いでいらしたので
とりあえずこちらの連絡先をお渡ししました。

その日のお迎えのときに、慰謝料としていくらか包んだものと
お菓子をお渡ししました。
その時に、そのお母さんがこうおっしゃったんです。
「あなたは、今日一日、このことが気にかかっていたんじゃないですか?
 お仕事も手につかなかったんじゃないですか?
 私はそれが心配で」

なんと!!彼女は、自分の車を傷つけた私を気遣ってくださったんです。
責められても仕方のない事態なのに!
感動しました。
相手をゆるすことがどんなに困難なことか。
しかも、ゆるすどころか、私の心を気遣ってくださったんです!
私もいつか逆の立場になったときに、私は相手のことを心からゆるしたい、
ご恩返しをさせていただきたいと強く思いました。

結局、その車に使用している塗料が特殊なものだったらしく、
ドアを丸ごと取り替えるしか対処がないということでした。
そうなると修理代がかなり高額になるので、このままにしておくと
いうことを報告されました。
修理代を払う私達のことを考えてくださったのだと思います。
その後、その方は引っ越されたようで、現在は連絡先が分かりません。


今度は、逆の立場になったお話です。
はるはるの入院中、主治医がいつもと違うかたい感じの表情で病室にみえました。
そして、別室にくるように言われ、別室に移りました。
看護師さんが、あやまった量の薬を点滴に入れてしまったという報告でした。

☆☆☆記事の書き込み途中ですが!ここで最新のニュースです!!!!
 隣で遊んでいたはるはるが!はるはるが!
 吸われた!じゃなくて、座れた!!!!!!!!!
 両手を離して、座っています!!!
 りょ、両手を離して、自力でバランスをとって座っています!!!
 おめでとう!!
 はるはる!初お座り!成功です!!!
☆☆☆

記事に戻ります。


薬をあやまって10倍の量投与してしまったということでした。
不幸中の幸いで、10倍にしても悪影響のない薬だったということでした。
後で、師長とその看護師さんが改めて謝りに伺いますと言われました。
私は、もちろん10倍もの量を投与されたはるはるの容態が心配でしたが
先生が問題はないとおっしゃったので、それを信じることにしました。

この時、はる兄がぶつけてしまった「車」のことを思い出したんです。
するとその看護師さんのことが心配でたまらなくなりました。
あの時の自分と看護師さんの気持ちが重なったのです。
私も胃がきりきりと痛みだしました。
看護師さんが謝りにいらっしゃるということだけど、
どれほど落ち込んでいらっしゃることだろう。

ほどなくして、はるはるのベッドに師長さんを伴ってその看護師さんが
みえました。
師長さんの説明の後、看護師さんは謝ってくださいました。
私は涙が出てきてしまいました。
「看護師さんのお気持ちを考えると心が痛みます。
 お辛かったことでしょう」
と、お伝えしました。
看護師さんは驚いていらっしゃいました。


辛い経験は、できればしたくありませんよね。
でも、「経験」をしないとその立場の気持ちが分からないんですよね。
被害者の経験も加害者の経験も。
被害者だけが「辛い、痛い」という訳ではないことも
よーーく判りました。
加害者も逃げ出したい気持ちと打ち克って
おこってしまった現実を見据えて受入れていかなくてはいけません。
そこから、「謙虚」な姿勢を学ぶことができるのでしょう。
私は、心がすぐに傲慢になります。
何もかもが順調にいくと、気がつかない間に傲慢になっているんです。
本当なら、自力で傲慢になっていることに気がついて
謙虚になれるようにできるといいのですが、私は、どうもそれができないようです。
だから、神様が
「ひらめ、おまえはそろそろ傲慢になっているぞ。
 気がつけよ」
ということで、痛い学びをさせてくださっているのだと思います。

「ジュピター」を歌っているのは「ひらはら あやか」さんでしたっけ?
うる覚えな歌詞ですが
「愛」を「知る」為に「孤独がある」ならこの世に「辛い」できごとは「おこりはしない」。
というようなことを歌っていらっしゃいますね。
(歌詞はうる覚えなので正確ではありません。ご了承ください)

すべてが学びで、すべてに無駄はない。
だから、
逃げ出したくて、自分に言い訳をしてばかりいるひらめよ。
言い訳をしながらでもいいから、泣きながらでもいいから、
少しずつでいいから
現実を受入れて、前向きに立ち向かっていく勇気をもとうじゃないか!