はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

気づきはものごとを大きく変える/ひらめの学び

「クビになっちゃった」

と、たった一言だけの
衝撃的なメールが
昨晩届きました。

友人からでした。

私の頭も真っ白になりました。
どう返信していいものやら。

忙しい時間だったので、とにかく夕食の支度やら
はるはるのことやら色々落ち着いた後に
改めて心を鎮めて返信しました。

メールをもらってから4、5時間たった頃でした。

彼女は最近、具体的な夢ができて、それについて学び、
努力をしている最中です。
だから、恐らく、神様が
「そろそろ踏ん切りをつける時がきたよ」
と言って、彼女の背中を押しているのではないかと思いました。
だから、会社をクビになったことは決してマイナスなことではなく、
むしろ彼女にとってはプラスになる展開なのではないかと思ったんです。
でも、今は、ショック状態だろうし、彼女のショックな気持ちに
寄り添うべきだろうと、言葉を探しながら返信させていただきました。

彼女からの返信はそんな心配を吹き飛ばすような内容でした!

「もうふっきれたよ!」

すごい!そうなんです!
彼女も同じ考えだったんです。

この彼女からの返信で、あらためて「考え方一つで世界が大きく変わる」
ということを学びました。
意識の改革は、ものごとや世界を180度変える力が秘められているんです。
自分の意識を改革するには、「気づき」が必要になります。
気づきは「自らの力で」なし得ることで、
自らが気づくまでは、他人がいくら言っても「気づき」を得ることはできません。
それは、「耳が痛く、うっとおしい」だけの言葉の羅列でしかありません。

私は、ずっと低迷していました。
いじめられ、自分のことが嫌いで、女手一つで苦労して育ててくれている母を恨み、
不平ばかり言って甘えて、すねをかじって。
それが、はるはるの誕生で、半ば強制的に意識改革をさせていただけるチャンスを
いただきました。
すると、どうでしょう!
私の周りの世界がみるみる変わっていきました。
いいえ、恐らく世界は変わってはいません。
変わったのは、私の心だけなのでしょう。
目の前に広がった「感謝」の気持ち。
今の自分があるのは、すべて周りの方のお陰で、過去に感謝です。
マイナスの自分を体験していたからこその「今」。
マイナスの世界に身を浸していた自分にも感謝です。

母からずっと
「ひらめは、不幸な状態が好きでしょう」
と言われてきました。
そんなことがあるはずがない!お母さんはちっとも私のことを判ってくれていない!
と文句をぶつけていました。
が、まさに、母の言う通りでした。

中国の故事にこういう話があるのをかつて聞いたことがあります。
ある男性が点々と住む場所を変えていました。
どこの町に移っても結局前にいた場所と同じような生活をし、
人間関係も似ていて、うんざりする度に別の場所に移っていたそうです。
楽しい生活がおくれないのは、この町のせいだ!
いじめられるのは、周りのせいだ!
新しい場所に行ったらきっとまるっきり違う生活ができるだろう。
と、思っていたそうです。
ある町に入る門の前に来たとき、その門におじいさんがいたそうです。
その男性は、今までのことをおじいさんに話ました。
するとおじいさんがこう言いました。
「では、この町に住んでも同じことだよ」
と。

自らが変わらなければ、いつまでたっても同じような人間関係を体験し、
同じような境遇を体験することになるのだとこのお話では諭しています。

私は、高校生まで同じような経験をくり返していました。
でも、高校3年間の寮生活が私を少し変えてくれました。
寮生活でもまれにもまれて、自分を変えたいと強く感じ、
私なりに努力したことも大きかったのだと思います。
3年間を逃げずに乗り越えてきた
「自信」が今の自分にエールを送ってくれています。

辛い境遇にいる最中、痛い想い、前が真っ暗で何もみえない状態・・・。
でも、そんな時こそ、「気づき」を得るチャンスなんですよね。
コンクリートの割れ目から、ちょこんと顔を出している
小さな雑草の芽を発見したとき、私達はそこに「生きる強いエネルギー」を
見いだします。
それは、言葉にならない大きな感動と共に得られる「気づき」なんです。
たった一つの、ほんの小さな「気づき」ですが、
たくさんのことがらを大きく動かす強いエネルギーをもっているんですよね。

いつも、このブログを通じて、微力ながら念を送らせていただいています。
皆様がお幸せでありますように。
気づきがありますように!!!!!!!!!!

「気づき」は感動の中にあります。