はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

生後2ヶ月。いよいよ決断の時!

2007年3月4日(生後2ヶ月)

朝から4月上旬のように暖かでした・・・、いや、暑かったです。
面会に行く前に、主治医から電話がありました。
以前もそうですが、主治医から電話があるということは、良い報告ではありません。
はるはるの心拍数が減ったので、CCU(集中治療室)に移したという報告でした。
今日は、主人の兄夫婦が面会に来てくださる日でした。
しかし、はるはるは、CCUです。
CCUには、両親しか入ることができません。
今日、せっかく来てくださったので、と、先生にお願いして特別に一緒に面会を
させていただけました。
はるはるは、元気がないようでした。
でも、たくさんたくさん抱っこできて幸せでした。

3月5日

運命の気管切開手術の返答の期限日がきてしまいました!
昨晩も主人と話が噛み合ないままでした。
とにかく、私は焦っていました。
声が出なくなることより、はるはるの成長していく姿が見たい!
一緒に頑張って乗り越えていきたい!
主人は、なるべく手術の話から逃げたそうでした。
でも、もう今日は主治医に決断を伝えなくてはいけません。
外はムアーっと蒸すような陽気です。
私と主人も蒸していました。

「たとえば、はるはるが亡くなるとして、はるはるに親としてできるだけのことをして
亡くなるのと、何もしないで亡くなるのと、どっちが後悔する?」
そう質問しました。
主人は、眉間にしわをよせてただひたすら黙っていました。

「そうだよな。親としてできるだけのことをして、それでだめならしょうがないと思えるけど。
何もしないで死んでしまったら、多分後悔するだろうな」

主人は必死に自分に言い聞かせているようでした。


長い沈黙の後
見切り発車というような形になりましたが
主治医に電話をかけゴーサインを出しました。

電話の向こうの主治医の声がほっとしているのを感じました。

3月7日

はるはるの気管切開の手術日が12日に決まりました。
いよいよです。