はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

私にとってのブログとは?/ひらめの学び

このブログを始めた目的は、はるはるを授かったことで得た苦しみやその苦しみから学んだことを綴ることで、どなたかのお役に立たせていただきたいということでした。
愚痴を織り交ぜることもありますが、愚痴で終わらせるだけではなく、そこから何かしら得た学びを綴るようにしています。
たーーくさん存在する人間の中で、自分とある部分では似ているけど、すべてがそっくりそのまま同じ人間はいないと思います。それは、細胞のレベルからもそうだと言えると思います。

前回も書き込みましたが、私は長い間心の目を閉じた状態でいました。
「自分」しかみえず、そのために多くの苦しみを自らが背負って歩いていました。
私と似たような方がいらっしゃると思うんです。

多くの事柄をマイナスにしか受けとることができない方。
すれ違う時にこちらから挨拶したのに、相手が素通りしてしまって無視されたと思ってしまい、苦しんでいる方。
仲のいい友人が談笑している姿をちょっと離れた所からみていて、自分の悪口を言われて盛り上がっているように見えてしまうこと。
嫌われないようにと自分を表に出せずに、無理して付き合って家に帰ってからぐったり(グロッキー状態)してしまうこと。
いーーっぱい、いーーーーーーっぱい、こういう苦しみを抱えている方々がたくさんいらっしゃると思います。
そういったことで苦しんでいたときに、私は母にどうしたらいいのかと答えを求めて質問しました。
母からこう言われました。
「ひらめは、1方向からしか物事をみていないでしょう。
 物事は、色々な方向から見ることができるんだよ」
この一言だけでした。
「こうしたら開けるよ」というズバリな答えを期待していた私は、がっかりし、ますます混乱してしまいました。
←現在では、この母の言ってくれた言葉の意味がよく解るようになりましたが。

つたないながらも私の経験したことを綴って、そこから、どのような経緯を経て学びを得ていったかということを書き込むことで、読んでくださっている方の中に「あっ、そうか!こう考えればいいのか。こうすればいいのか。」という小さなひらめき(気づき=悟り)を得ることができたら、非常に嬉しく思っています。
自分の扉を開く鍵は、相手は持っていません。
持っているのは他でもないあなた自身です。
苦しみの中に身を浸している状態が心地いい時もあります。
無意識に、マイナスの世界が好きで、自らがマイナスの状態をキープしていることだってあるんです。
でも、本当の意味で「この状態から脱出したい」と思う方がいれば、どうぞ勇気をもってご自分の心の中をのぞいてみてください。
その心の中にこそ、あなたが求めている「鍵」が存在しているのですから。

独身の頃に勤めていた会社では、「改善」ということがなされていました。
どんな小さなことでもいいんです。
例えば、整理されていない状態の書類があったとして、長い間使いにくいなと思いながらもその状態のままにして使用していたものがあるとします。
ある日、ふと気づきを得て、整理されていない書類を分類して入れる箱(段ボールでもいいんです)を用意し、その箱に項目ごとにタイトルをつけて、そのタイトルに関係する書類を入れていくだけ。
でも、こうしたことで作業効率がいっきに上がるんです。
「改善」したら「改善」したという報告する書類があって、そこにどういったことを改善したかを書いて社長に渡します。
月に1度(だったかな?)、会社の集会で「改善賞」なる発表が行われます。
様々な「賞」が発表され、最も効率のいい素晴らしいと思われる改善をした社員には「社長賞」という賞が渡されます。
ちなみに、私は1度この「社長賞」をいただいたことがあります。
この「改善」は強制ではありません。ノルマもありません。
だけど、改善したことで「賞」をいただきたいと、社員は前向きに積極的に「不都合」だと思われる事柄を探し、どうやったら改善できるかを考えるようになります。

この「改善」ということを、はるはるを授かった時に思い出しました。
「そうか!改善すればいいんだ。物事だけではない。生活だって環境だって性格だって改善できる!」
改善できたら「社長賞」はいただけませんが、それはそれは素晴らしいほどの感動と共に「学び」を得ることができ心が軽くなります。
「社長賞」はいただけませんが、神様から「神様賞」がいただけるんですよ!!
「ご褒美を」です!いただけるんです。ちゃーーんと。神様から!!

大分以前に、「ひらめの独り言」だったか「ひらめの学び」の書庫で、心の中にはたくさんの部屋が存在するというような内容の記事を書き込みました。
読んでいる方々は、ちんぷんかんぷんだったことと思います。
かなり長文だし・・・(^^;
でも、あの記事にもちゃんとした意味があるんですよ~。
「改善」とは、物事を観察し見つめていく作業です。
自分の中には、どういった部屋(性格、思い癖、性質、本音など)が存在するのかを探し、見つけることがこの「改善(気づき=悟り)」の第1歩になるんです。

すべての事柄とはいいません。
でも、恐らく起こるほとんどの事柄の原因は「自分」の中にあるのだと思います。
相手が自分を傷つけるとか、相手のせいで今の自分がこうなってしまった、ということではなく、それらを受入れてそうしてしまったのは、「自分」なんだということを見つけることができれば、暗い道ばかりを歩いて来た過去に明るい「街頭」が設置されます。
この街頭は「感謝」という光です。