はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

生後2ヶ月。祈り

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2007年2月16日(生後2ヶ月)

はるはるの面会に向かう電車の中で、主人から借りた「椿山課長の7日間」という本を読みました。
最初から面白くて、2回の乗り換えもなんのその!
あっという間に病院のある駅に着いてしまいました。
実家にいる頃に観た「オーラの泉」以降、全ての事柄に意味があるような気がして、それらをはるはるに結びつけて考えてしまいます。
様々なところに、はるはるに対する想いへのヒントが隠されているような気がしてならないからです。
この本を読んで、病院のある駅に降りて駅のホームを歩くたくさんの方々を見ていてふと思いました。
子供の頃から、母に
「皆さんのお幸せをお祈りさせていただくんだよ。
神様にお祈りするときは、自分のことを祈ってはいけませんよ。
皆さんのことをお祈りするんですよ」
と言われてきました。
言われる通りにやってはきたのですが、あまりピンときていませんでした。
次の瞬間、ホームを行く見ず知らずの方々が愛しく感じられて仕方がありませんでした。
「ああ、この方たちは一人一人悩みを抱えていらっしゃるんだろうな。
でも、皆、頑張って生活されているに違いない。
どうか、皆さんがお幸せでありますように。
どうか、悩みを抱えている方々がその悩みや抱えている困難を乗り越えることができますように」
そう強く思って、涙が出てきてしまいました。

病室に入ると、はるはるはうつぶせにされていました。
呼吸がうつぶせの状態の方が楽だということでした。
また、ミルクは全量を鼻の管(以後NGチューブ)から入れているということでした。
久しぶりに抱っこをしました。
はるはるの体には、モニター用に何本ものコードが付けられていて、苦しそうな呼吸で弱々しくて、こわくなってすぐにベッドに寝かせました。

我が子であって、我が子でないような感じがしました。

はるはるを抱っこするとこめかみに血がにじんでいるように見えたました!
驚いて、今日の担当の看護師さんに尋ねると、血ではなくて赤いマジックがついてしまっただけでした。全身の力が抜けました。