はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

生後3ヶ月。気管切開手術当日

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気管切開手術の直前に撮った画像

2007年3月12日(生後3ヶ月)

冬に戻ったように寒い日でした。
9時過ぎに病室へ。
はるはるとたくさんお話をしました。
はるはるは、最後に「うーーーん」と言ってくれました。

9時40分にはるはるは手術室へ。
はるはるの手に触れたら、いつもは嫌がって私の手を振り払うのに、
今日は私の人差し指をぎゅっと握りしめてくれました。
主治医が
「何かを感じて不安になっているんでしょうね」
と言いました。

手術は10時55分に終了しました。
たった1時間半でしたがひどく長く感じました。
待っている間、色々と考え事をしました。
手術を決めなくてはいけない頃、
はるはるの心臓が止まったことと心拍数が落ちたこと。
これは、
「まだ寿命じゃないんだよ。まだ生きたいんだよ。だから手術を受けさせて」
というメッセージ・・・。
私たちの覚悟を付けさせてくれるためのパフォーマンス(?)だったかも
知れないなと思っていました。

それから、初めて江原啓之さんの本を読んでみました。
はるはるを授かってから、多くの疑問を持ち、その答えを見いだしたいと
藁にもすがりたい思いでいました。
『苦難の乗り越え方(PARKO出版)』
これが初めて読んだ江原さんの本です。

手術室から出て来たはるはるは、CCUへ。
麻酔がきいてよく眠っていました。
呼吸はとても静かにおだやかになっていました。

喉には大きな装具が・・・。
まるで、なりたての小学一年生が真新しいランドセルに
「背負われている」ような、そんな感じでした。
はるはるの首は非常に短く、取り付けるのが大変だったそうです。
人口鼻に首を占領され、顎が押されて窮屈そうでした。

はるはるの気管はとても細いらしく、最も細いカヌーレ(3mm)を
使用したとのことでした。
細い上に、ペコペコと柔らかい気管では、呼吸がきつかったはずです。