はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

霊に関連する話が苦手な方はご遠慮ください/喪服

中学生のときのこと。

校庭で友人と話していた。
友人も私も白い体操着を着て、紺色のブルマをはいていた。

すると突然、
笑顔の彼女が泣き顔にかわり、ハンカチを目にあてた。
白い体操着は真っ黒の喪服にかわった。

それは、一瞬のできごとだった。
だから、彼女に
「もしかして、近いうちにどなたか亡くなるかも知れないよ」
と伝えた。

ほどなくして、廊下を走ってくる彼女の姿があった。
「あの後、親戚のおじさんが亡くなってお葬式があったの!」
そう、報告してくれた。

相手が目の前で表情も衣服も変わって見える体験をしたのは、
今まででこの時だけだ。