はるはるとはじめのい〜っぽ

ダウン症がある息子と、シングルマザーである私の記録用日記

生後1ヶ月。不安がいっぱいの中、自宅への道のり

2007年1月29日(生後1ヶ月)

午前中に実家を出発。
母も私も涙でぐっしょりでした。
母は何度も「不安だと思うけど、がんばってね。がんばってね。祈っているからね」
と言ってくれました。
車中では、主人が運転に集中できるように、泣かないように一生懸命楽しいことを考えようと努力しました。
でも、少しでも気がゆるむと涙が止まらなくなりました。
とても不安でした。

自宅に戻って、義理の両親がはるはるを受け入れてくれるだろうか。
可愛いと思ってくださるだろうか。
近所の方々がはるはるを受け入れてくださるだろうか。

同じようなことを、考えてもしょうがないのに考えて、考えて、不安になり、不安になり、涙が流れて流れて流れて・・・。
長男が眠ったころ、静かだった主人がおもむろに口を開きました。
はるはるの障害に対して偏見をもっていること。
だから、はるはるを受け入れられないでいること。
将来、はるはるがいることで長男や甥っ子姪っ子たちがいじめにあうのではないかと心配していること。
主人は苦しんでいる。
受け入れるために、本心を吐き出している。
それをひどく感じて、私も辛くなりました。
でも、隠すことなく、逃げることなく、本音を語ってくれたことに感謝しました。

私が揺れていたらやっていけない!
しっかりしなくては!
世界中が敵だらけであったとしても、私がはるはるを守っていこう!

自宅に無事到着しました。
心臓がパニックを起こす程、どきどきしながら車を降りました。
はるはるを胸にしっかりと抱いて、義理の両親に会いました。
ありがたいことに、私の不安はまったく必要がなかったようでした。
義理の両親は笑顔で迎えてくださいました。
私は安心した途端に涙が溢れてきてしまいました。

実家にいる間、主人はもちろん、義理の両親をはじめ義理の兄夫婦が長男の面倒をみてくださっていました。
そのお陰で、安心してはるはるに専念することができました。
義理の姉は、私をとても心配して、お手紙やメールをたくさん送ってくださいました。
それが、私の支えになっていました。
感謝の念でいっぱいになりました。